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京炎 そでふれ!
華羅紅
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戀叶華
シズク
テーマ 『 貴船の物語 』
お花見
扇子に描かれた美しい娘に恋をした男。
天にも昇る気持ちで花見の宴を楽しむ。
遭逢
二人は導かれるように出会うが、
その娘は鬼であった…。
決して出会ってはならぬ定めの二人。
身の毛もよだつ展開が待ち構えていた
修羅
日の光、月の光も見えぬ闇の先に
切なく恐ろしい鬼のうなり声が鳴り響く。
二人の恋を許すものかと鬼の大王は荒れ狂い、
とうとう娘を殺してしまう…
雫
愛する人を失い、絶望の闇にのまれる。
『この世にて、逢えぬ定めの二人なら、
生まれ変わりてまた逢いましょう…』
『たとえ時が流れ過ぎても、また来る世にて巡り合おう』
二人の思いは奇跡を起こし、
鬼の娘は人間へと生まれ変わる。
転生
さあ!手を取り合って共に歩もう!
季節は巡り、蕾がほころぶ。
雫は強き華を咲かせる
宴
♪ つのる想い 頬をつたい 時を越え
流れゆく その先に 希望が満ちあふれ
婉麗(えんれい)の雫 蕾纏(まと)えば
秘めたる想いこの胸に
紅の華 今 開く
こうして二人は、昔、契りを結んだときよりも、
さらにめでたく、お幸せに暮らされた
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